工具研磨とは何ですか
工具研磨とは研削工程の1つです。それは研磨工具や研削砥石を使用し、切削工具を製造または研ぎ直しを行う機械加工プロセスです。
研磨と切削の違い
機械加工の一種で旋盤やフライス盤などによる加工が代表的です。切削加工には工具を使いますが、研磨は砥石や研磨剤を使う点が大きな違いです。切削加工はものの形状を作る加工方法ですが鋳造や鍛造などに比べて比較的高い精度の加工が可能です。
刃物の再研磨とは
使用した刃物の摩耗や刃こぼれを復元し再び使えるよう修復する技術をいいます。刃先は加工物との接点でその良否は製品に影響を及ぼします。
工具再研磨
再研磨とは、切れ味の悪くなった切削工具を「研磨」して、再び使える状態に修復することです。どんなに立派な工具でも使ってるうちに切味が悪くなります。刃先の摩耗が進んでくると変な切削音が出たり、切り屑の色がいつもと違ったり、加工面の状態が悪化したり、精度が落ちたり、ひどい時には工具が破損すると言うこともあります。加工が不安定になる前に切れ刃を研ぎ直したり、工具をもう一度ベストな状態に戻す、これが再研磨です。
当社の技術
超硬ドリルのホーニングは、従来、熟練した手作業を必要としていましたが弊社はCNCでのホーニングを取り入れる事で安定した供給を行っています。他社では実績の少ない段付きドリルの段付き側にもCNCホーニングが可能となっております。新品寿命100%、再研磨70%と言われる中で弊社は新品同等の高寿命を実現しています。導入して2年で再研磨だけでなく超硬丸棒からの削りだしを行い、今では、社内製エンドミルを量産ラインへ展開する事が可能となりました。